みなさんこんにちわ。深夜に勉強している方こんばんわ。
今回はイラストで気楽にゆるーく起始停止やストレッチ方法、髄節を学んでみましょう!という企画です。
なのでコーヒーでも飲みながらご覧ください。
今回は腸腰筋でいってみようと思います。
目次
腸腰筋とは
腸腰筋は大腰筋と腸骨筋を合わせたものですね。
英語ではiliopsoas muscleです。イリオプソース・マッスルと読むようです。印象に残るようにイラストです。
※実際はソースとは一切関係ありません
起始停止・作用
続いて、伸張されるされる姿勢と起始停止を復習します。
腸腰筋は足ドンですごく伸張されます!
足ドンとはこんなやつですね。
足ドンは超イケメンにしか許されないということを彼は理解していないようです。
では、腸腰筋と足ドンにはどんな関係があるのでしょうか?腸腰筋の解剖・基本データを見ながら復習しましょう。
腸骨筋 文献2)から引用
起始:腸骨の上縁と内面
停止:大腰筋の前面側面、大腿骨の小転子
作用:股関節を屈曲、外旋する
大腰筋 文献2)から引用
起始:第12胸椎と第1〜4腰椎の肋骨突起(浅頭)、全腰椎の肋骨突起(深頭)
停止:大腿骨の小転子
作用:股関節を屈曲、外旋する
小転子が後方に位置するので、筋が収縮したときに外旋するのがわかりますよね。
ストレッチ
腸腰筋は股関節伸展で伸張されますが、骨盤後傾してしまうと純粋な股関節伸展角度が小さくなるので充分に伸ばされません。
そこで、反体側の股関節を出来る限り屈曲すると骨盤の後傾が抑えられ、しっかりと伸ばすことができます!足ドンしなくても良いんですが…
そしてさらに大腰筋は腰椎についてますよね?そう、側屈すると大腰筋をさらに伸ばすことができます。
側屈で可動域が変わるようであれば大腰筋の短縮が示唆されます!
実際にはそこまでしなくて良いと思いますが、起始停止を考えると、股関節を外転、内旋した方がより伸びます。
以上より腸腰筋のストレッチのポイントは
①伸ばす方の反対側の股関節をできるだけ屈曲させて骨盤の後傾を防ぐ
②大腰筋をさらに伸ばしたい場合は体幹をストレッチ 側と反対側に側屈させる
③伸ばす側の股関節は内旋、外転するとさらに筋が伸びる。
①②③全て行おうとすると腹臥位になる必要があると思います。
実際に他動ストレッチ する時はこんな感じになります。
髄節ゴロ
最後に髄節を覚えましょう。脊髄系の疾患を対象にする時覚えているにこしたことはありません!
腸骨筋はL2-4、大腰筋はT12-L4です。大腰筋は文献によって髄節にバラツキがありますね。今回は文献2)を引用しています。
以上になります。最後までありがとうございました!
文献
1)河上敬介・磯貝香、骨格筋の形と触察法、第1版4冊、大峰閣、2001年、p 142
2)鈴木重行、IDストレッチング、第1版1冊、東京都、三輪敏、1999年、p 158
3)富雅男・砂川勇、整形徒手理学療法、第1版6冊、東京都、大畑秀穂、2016年、p232-233