みなさんこんにちわ。深夜にご覧になっている方こんばんわ。
今回は大腿筋膜張筋を一緒に勉強してみようと思います。
いつもどおりの気楽な内容なのでコーヒーでも飲みながらご覧ください。
大腿筋膜張筋は足を交差するこんな姿勢で伸びます。
ちなみに伸びてるのは後ろに位置する足の方です。
目次
基本情報
英語表記
英語では大腿筋膜張筋のことをtensor fasciae latae muscleと言います。
発音を聴くと「テンサー.ファシェ.ラータェ.マッソー」みたいに私には聞こえました。
略してTFLと呼ばれます。
起始停止・神経支配・髄節
起始: 上前腸骨棘
停止: 脛骨外側顆
作用: 股関節の屈曲、外転、内旋、
膝関節伸展、外旋
神経支配:上殿神経L4〜5(文献によりL4〜S2と記載あり)
文献1)、3)より
触診
触診時の姿勢 : 背臥位であれば股関節内外旋中間位
側臥位であれば股関節軽度屈曲位
①「上前腸骨棘から2〜3横指尾方の部位に指を押し込むと、大腿筋膜張筋と縫工筋の筋腹によって形成される窪みを触察できる。この窪みの外側方に位置する筋腹が大腿筋膜張筋である。」文献2)より引用
あとは大体あたりをつけたら筋を収縮させながら触診すると確認しやすいですね。
大腿筋膜張筋を収縮させるには、下の二つが有名?ですね。
①背臥位では : 股関節を軽度内旋させて、股関節屈曲。
②側臥位では : 股関節屈曲位にしてからの、股関節外転。
ストレッチ
自動ストレッチ(伸長してるのは左の大腿筋膜張筋)
わかりやすいように前、横の二方向から見た図を紹介してます。
かなり伸びるので痛みが出ないようにゆっくりし伸ばしてくださいね。
あと、伸長される側の膝をつきますので、柔らかい床面で行うか、もしくは膝の下にクッションを置いて行ってください!
右足を内転・伸展させるのが難しい場合:最初の姿勢から骨盤を左に寄せ、そのことにより左股関節を内転するだけでも良く伸びます。
伸びたところから20〜30秒保持しましょう。
他動ストレッチ
膝関節は軽度屈曲位にします!
骨盤の固定は重要で、ストレッチ側の股関節内転に骨盤がついていってしまうとストレッチの効果が減少してしまいます。
秒数は20〜30秒保持しましょう。
ちなみに、患者さんが男性だとけっこうキツイです…
ゴロ合わせ
上出来→上殿神経
L字→L4 後脚(こうきゃく)→5
以上になります!
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
1)鈴木重行、IDストレッチング、第2版7冊、東京都、青山智、2011年、188頁
2)河上敬介、骨格筋の形と触察法、第1版4刷、大峰閣、2001年、205頁
3)富雅男・砂川勇、整形徒手理学療法、第1版6冊、東京都、大畑秀穂、2016年、236、237頁